トルクメニスタン日本両経済委員会の経済合同会議について

経済

トルクメニスタン外務省の会議ホールでトルクメニスタン日本両経済委員会の第13回経済合同会議が開催されました。トルクメニスタンの首都で行われるこの会議に伊藤忠商事株式会社の小林洋一副会長の代表で、日本の政府およびビジネス関係者、トルクメニスタンにご関心のある日本企業・組織の方々が参加されました。トルクメニスタン側からはトルクメニスタン政府の主要な省庁やビジネスマンらグループのトップや代表が出席されました。

ゲストは、伝統的に二国間の友好関係が新たな質的レベルに達したことに満足しており、急速に発展しているトルクメニスタン市場での役割拡大への関心を認めました。この点で、彼らは敬愛するグルバングルイ・ベルドイ ムハメドフ大統領の重要な経済政策の枠組みの中で大規模な変革プログラムの実施に積極的に参加しています。

会議中に述べられたように、現代の歴史的状況において、両国は伝統的な友好関係に対する相互の忠誠心と将来の長期的な協力を目的とした効果的な協力の強化への関心を示しています。

トルクメニスタン・日本の関係は持続的で、多面的にそして、特に、「中央アジア+日本」協力の枠組みの中で効果的に発展しております。

    今回の会議の議題には、二国間の貿易と経済関係の発展、商品の売り上げの増加、直接のビジネス協力の強化、色々なシステムにおける合弁事業の創設、そして投資の効率化の促進などの課題が入っていました。

   会議では有望な協力分野に注目しました。この中にはトルクメニスタンの工業化と国家経済の多様化、科学に基づいた製品を生産する産業の創出、そして高品質の競争が可能であるという方向性を考えると、多面的な機会が多数あります。

これに関連して、敬愛するグルバングルイ・ベルドイ ムハメドフ大統領の指示に従って、今年の3月にトルクメニスタン代表団の日本へ訪問の際に署名された二国間文書が協力強化に大きな推進力となったことに注目する必要がある。これらの協定は、燃料とエネルギー、自動車、物流、技術交換そして他の分野における協力を強化することを目的としています。

 今回のトルクメニスタン日本両経済委員会の合同会議では、石油ガスそして石油化学の分野にも特別の注意が払われました。日本側の企業からは、マリ州においてアンモニア製造設備および尿素製造設備の建設、ガラボガズ地域において尿素肥料製造プラントの建設、キアンリ地域において高密度ポリエチレン、ポリプロピレンを製造するプラントの建設、アハル州において天然ガスを原料にガソリンを製造するプラントの建設と言った大きな産業プロジェクトなどが実現されていることは信頼できるパートナーであることとして述べられた。

 述べられたように、これらの経験はトルクメニスタンが石油・ガス化学システムにおける将来のプロジェクトの実施において日本企業の経験と技術を利用することに大きな関心を寄せています。と言うのはこれからも化学工業やアンモニア肥料、尿素肥料、リン酸肥料の製造にあたって相互的に利益をもたらす協力関係のための巨大な機会があるからです。近い将来における多様化と産業部門の発展の方向性、そして国家経済の新たな高みの達成は、我が国で実施されている設備投資プロジェクトの際立った特徴です。

通信と輸送、物流、農業の分野で、そしてその他の相互に利益を持つ分野で、関係を強化する機会がさらに広がっています。

会議の流れでは、両側は科学と教育の分野で関係を活性化する可能性にも注目されました。その例としてはオグズハン名称トルクメニスタン工科大学とドゥ―レットマーメットアザディ名称世界言語大学が示されました。これらの大学では日本人の経験豊富な教師たちが教えています。 また、授業カリキュラムに日本語が導入された特別中等学校での取り組まれている仕事などについて述べられました。

また、この教育の分野では、教師、大学院生、学生の交換、遠距離授業の設定や調整、トルクメニスタンと日本の教師達や学生達同士の共同研究の企画、科学会議の企画、文学での技術文献の交換、教材の交換などを行うことが協力関係の優先的な分野として示されました。

合同会議の終わりに、会議の参加者は二国間関係の発展において進歩が達成されたことと継続的に行われている面談の重要さを改めて強調しました。このような出来事は、相互に有益な協力の新しい分野を特定するのに役に立ちます。 敬愛する国家元首グルバングルイ・ベルドイ ムハメドフ大統領が述べたように、これはトルクメニスタンと日本の協力をあらゆる分野で急速に発展させるための効果的な手段として役に立ちます。 

会議のまとめとして、効果的なトルクメニスタンと日本の協力の大規模な発展を目的とした多数の書類に文書が署名されました。